世宗大王の意志を受け継ぐ場所イドリムの物語
イドリムが世宗に惹かれた理由は?
インワンサンが見えるルーフトップ。
カフェの真ん中に山のような苔がある場所。
8年連続でブルーリボンを受賞したブロートコーヒー(blot)と毎日完売するヴィーガンベーカリーのベイク(vake)が力を合わせた場所
何よりも世宗大王の生家跡に位置する場所。
通仁洞に新しくオープンした<イドリム>は、たくさんの愛称を持つカフェです。多くの愛称と同じくらい魅力も多様で、仮オープン時からSNSに訪問記が絶えず投稿されるほど、多くの人々の足を引き寄せる場所です
イドリムの様々な愛称の中でも特にポップコーンの目を引いたのは、「世宗大王の生家跡にオープンした世宗大王をコンセプトにしたカフェ」という点でした。気になりました。なぜこの場所は数あるコンセプトの中で「世宗」という人物を取り上げたのか気になりました。好奇心を抑えられず、ポップコーンはイドリムのキム・ジホ代表に連絡を取りました。すると驚くべきことに『はい! 😆 』と返事がありました
2021年はキム・ジホ代表の人生で忘れられない年です。
その始まりはオフィス移転からでした。オフィスを移転しようと色々な場所を探している中で、キム代表の目にザハムンロ43通りにある建物が入りました。偶然なのか必然なのか、最初からその建物に惹かれました。すぐにその建物を契約しました。隣のザハムンロ41に何があるかも知らないままに。
そのの日もいつもと変わらない通勤途中でした。オフィスを移転して3ヶ月が過ぎ、新しい空間の新鮮さも次第に薄れてきた頃でした。しかしその日は何かが違いました。よく見ると道に花籠が置かれていました。よく見ると、そこに「世宗大王誕生地」と刻まれた碑が立っていました。ふと携帯を見ると10月9日ハングルの日でした。ハングルの日を記念して世宗大王の子孫たちがこの小さな碑に献花したのでした。
「最初は『ああ、世宗大王がここで生まれたんだな』と驚きました。それだけでした。
しかし数日後、碑の前に手紙が貼られていました。
どうかここにゴミを捨てないで欲しいというお願いでした。
頭を一発殴られたような気がしました。『ああ、私はなんて無関心だったんだ』と思いました。
言葉で表現するのは難しいですが、とても申し訳なく、悲しい気持ちになりました。」
アムステルダムのアンネ・フランクの家、フランクフルトのゲーテの家、ハノイのホーチミンの家など、外国は有名人の生家跡をよく保存し管理しています。しかし、大王と称賛される韓国の世宗の生家跡がこのように放置されている現実が嘆かわしかったのです。キム代表はこの場所の意味を決して見過ごすことがないようにしたかったのです。
実際、最初にキム代表はカフェという媒介よりもはるかに直接的で実質的な解決策を考えていたと言います。しかし問題は、一個人ができることがあまりにも少なかったということでした。そして何よりもこのような行動が世宗大王の名前を汚すことになるのではないか、あるいは偉人を商業的に利用しているという誤解や非難を受けるのではないかと心配もしました
考え抜いた末にキム代表は一つの結論に達しました。「私は大したことはできない!」という結論でした。それでこのプロジェクトは終わりですか?もちろん違います。キム代表の決心には「だから」が続きます。
「私は大したことはできない!だから一つのことにだけ集中しよう。」
壮大である必要はないというのが彼の結論でした。歴史の荘厳さ、世宗の偉大さ、社会の無関心、おそらくこれらすべてを一個人で手をつけること自体が不可能だったのです。代わりにキム代表はただ一つ、ただ通り過ぎるだけだった歴史の現場を「人々の目に見えるようにする」ことにだけ集中することにしました。そのためにキム・ジホ代表はオフィスをもう一度移転することを決定しました。そしてここに決して見過ごすことのできないカフェ<イドリム>をオープンしました。
一般的にカフェをオープンするのにどれくらいの期間がかかるかご存知ですか?
全て少しずつ異なりますが、短かければ2週間、通常は3ヶ月から6ヶ月程度かかります。
ではイドリムはどうだったのでしょうか?準備からオープンまで実に3年かかりました😯
一体3年もの時間の間に何をしていたのかというポップコーンの質問に、キム・ジホ代表の答えは簡単でした。「勉強」でした。
キム代表は世宗大王に関連することなら何でも勉強しました。ハングル博物館に行ったり、たくさんの文献を読み、世宗大王の話を描いた映画やドラマまで見ました。もちろん一人ではありませんでした。自分に不足な部分を補い視野を広げてくれるなら、他の業者はもちろん、作家、デザイナー、企画者、さらには大学生たちと共に勉強を続けました。
受験期間に匹敵するほどの長い時間、勉強を続けながら、キム代表から二つの疑問が頭の中から離れませんでした
💭 世宗大王の第一の業績は何か?
💭 当時のイドの心境はどんなだったか?
もちろん明確な答えを出すことはできない疑問でしたが、3年の探求の末、キム代表は自分なりに気づくことがありました。世宗大王の最大の業績は、ハングル創製でも天文学の発展でも農機具の発明でもないということ。世宗大王の第一の業績は「愛民精神」であるということです。民を愛する心こそが世宗大王が成し遂げたすべての業績の基礎であることが分かったのです。
ただ民の平安だけを望んで多くの業績を築いたため、世宗大王は自分自身の本体であるイドを十分にケアすることができなかったようです。世宗実録を調べると、世宗大王は足と目に病気があり、浮腫で苦しみ、現代の糖尿病に似た症状や尿道炎があり、長時間の政務を執るのに困難があったという記述があります。最高の権力を手にしながらも、一瞬も楽をすることができなかったイド。そんな彼にとって生家は、複雑な頭と疲れた体を少しでも休めるための安息の場だったといいます。
キム代表は世宗大王を記念するカフェで、この二つの要素「愛民精神」と「休息」を表現したいと考えました。
そうしてすべての人々に休息と活力を分かち合いたかったイドの心を森として形象化した空間『イドリム』が誕生しました。
ここまでお話を聞いていると、少し恥ずかしい気持ちになりました。実はイドリムが世宗大王をコンセプトにしたカフェだということを知って取材に出るまで、ポップコーンはここが世宗大王の生家跡であることも、ここに来る道に「世宗大王誕生地」の碑があることも全く知らなかったのです。興味本位という軽い気持ちだけで空間の取材に出かけた自分を反省しました。
後、イドリムを再び見てみると、空間が一層特別に見えました。以前はただ興味深い構造物だった要素たちの意味が、少し異なって感じられました。特に、以下の三つの空間では、その意味が一層大きく感じられました。
遮られた太平聖代の気運を繋ぐ
もちろんイドリムは世宗大王に焦点を当てていますが、この場所、つまり世宗大王の生家跡と呼ばれるこの地域は、複数の王が生まれた名所です。単に王が生まれたから名所と呼ばれるのではなく、風水地理的に最高の名所に属していました。インワンサンとプガクサンが背後にあり、その間を流れるスソンドンの渓谷水がチョンゲチョンまで続き、完璧な背山臨水(山を背にして水に臨む)の地形を成していました。しかし、現代社会に入ってから、朝鮮時代の名所の気運は途絶えてしまいました。都市開発のためにスソンドン渓谷水の上を覆ってしまったからです。
イドリムは、600年前にこの地を流れていた名所の気運と太平聖代の流れを再現しようとしました。そのために、カフェの1階と2階を貫通する巨大な岩山を設置し、その上を実際の自然の苔で覆いました。また、苔の上には実際の水と水蒸気が流れ落ちるようにし、大通りの下に隠れてしまったスソンドンの渓谷水を再び地上に引き戻しました。
イドリムの苔の山は、600年前の名所の気運を復活させるという名目上の意味を持っていますが、それ以上の役割も果たしています。自然苔の清浄機能は、空気清浄機数十台に匹敵する効果を発揮し、その新鮮な空気は私たちの頭をすっきりさせます。キム代表は、苔のこのような効能を頼りに、イドリムを訪れる方々に快適な休息と心地よい活力を提供したかったのです。まるで600年前、イドが生家を訪れた時のように。
イドから世宗まで、
彼の一代記を描く。
苔に魅了されて入ったイドリム。しかし、2階にはさらに興味深い空間がありました。円形の構造物が一直線に並び、まるで別の時空に吸い込まれるような感じがするように演出された空間でした。キム代表によると、この空間の名前はタイムループで、世宗大王の誕生と一代記を表現した場所だそうです。
繰り返される円形の構造物を一つ越えるごとに、春-夏-秋-冬へと移り変わる時間の流れを感じることができます。これは、イドが生まれる前の暗い時代から世宗大王が治める後の太平聖代への時間的な流れを表現しているそうです。特に目を引くのは、イドリムがこの道を活用する方法でした。このように手間をかけた空間であれば保存のために個人のアクセスを制限しそうなものですが、訪問者が直接この中に入って道を歩けるようにしていたのです。これにより、現代を生きる人々がまるでタイムループをしたかのように世宗の太平聖代へと進んでいくことができるように演出し、メッセージを強化していました。
イドの視線の果てに
私の視線を重ねる。
伝えたいメッセージをどこでも流暢に表現しているイドリムで、しばらく滞在して多くを見て感じることができました。それでは、こういった魅力が溢れる空間を企画したキム・ジホ代表はどの空間を最も愛しているのでしょうか?
質問を投げかけながらも、内心では『自然の苔』や『タイムループ』が答えになるだろうと期待していましたが、予想を打ち砕くように代表はまったく予期できなかった答えをだしました。
ルーフトップです。
ルーフトップに上がれば、プカンサンとインワンサンが一望できるんです。
ここにあるものはすべて新しく作られたものです。ただ一つ、あの山だけは世宗大王が見られた当時の景色そのままで、イドリムを訪れる皆さんにも見せたかったんです。一人が所有して見るには惜しい景色だと思ったんです。
世宗大王の前の人間イドの心が複雑になるたびに目に焼き付けたというその景色、イドリムはそれを完全に訪問者の視野に繋げていきました。自ら景色のメッセンジャーとなることを志し、体と心が疲れた人々が再び良い気分と活力を取り戻すことを願いました。また、キム代表はルーフトップの反対側を見ると『世宗大王の宴』の碑がまさに見下ろせるように設計し、空間のメッセージを訪問者に一層深く印象づけるようにもしました。
ポップコーン個人的にもルーフトップの空間は非常に印象深かったです。ここには 大きな役割を果たした2つのポイントがあります。
まず一つ目は、ルーフトップの中央にまるで鏡のようにすべてを映す小さな池があったことです。ちょうど取材日が風一つない穏やかな日だったのか、その池はどんなさざ波もなく、純粋に空を映し出していました。その静けさを見つめていると、なんだか神聖な感じさえしました。
二つ目はルーフトップにある扉が非常に低かったことです。ポップコーンは身長が小さい方なので、今まで一度も『頭を注意』という案内板の下で頭を注意したことがありません。しかし、このようなポップコーンでも通るには扉の高さが少し低く、少し頭をかがめなければならない程でした。この意図的な不便さは、扉の横に押印された文字を読んだ後にようやく理解できました。
‘見えることが全てではなく、知っていることが全てではない。常に謙虚さを持つべきだ。’
首をかがめることが難しい現代人たちに、首をかがめる方法を伝えたかったイドリムの 大きな意味が現わされた空間でした。
イドリムが世宗に惹かれた理由は?
インワンサンが見えるルーフトップ。
カフェの真ん中に山のような苔がある場所。
8年連続でブルーリボンを受賞したブロートコーヒー(blot)と
毎日完売するヴィーガンベーカリーのベイク(vake)が力を合わせた場所
何よりも世宗大王の生家跡に位置する場所。
「最初は『ああ、世宗大王がここで生まれたんだな』と驚きました。それだけでした。
しかし数日後、碑の前に手紙が貼られていました。
どうかここにゴミを捨てないで欲しいというお願いでした。
頭を一発殴られたような気がしました。『ああ、私はなんて無関心だったんだ』と思いました。
言葉で表現するのは難しいですが、とても申し訳なく、悲しい気持ちになりました。」
💭 世宗大王の第一の業績は何か?
💭 当時のイドの心境はどんなだったか?
苔に魅了されて入ったイドリム。しかし、2階にはさらに興味深い空間がありました。円形の構造物が一直線に並び、まるで別の時空に吸い込まれるような感じがするように演出された空間でした。キム代表によると、この空間の名前はタイムループで、世宗大王の誕生と一代記を表現した場所だそうです。
繰り返される円形の構造物を一つ越えるごとに、春-夏-秋-冬へと移り変わる時間の流れを感じることができます。これは、イドが生まれる前の暗い時代から世宗大王が治める後の太平聖代への時間的な流れを表現しているそうです。特に目を引くのは、イドリムがこの道を活用する方法でした。このように手間をかけた空間であれば保存のために個人のアクセスを制限しそうなものですが、訪問者が直接この中に入って道を歩けるようにしていたのです。これにより、現代を生きる人々がまるでタイムループをしたかのように世宗の太平聖代へと進んでいくことができるように演出し、メッセージを強化していました。
ルーフトップです。
ルーフトップに上がれば、プカンサンとインワンサンが一望できるんです。
ここにあるものはすべて新しく作られたものです。ただ一つ、あの山だけは世宗大王が見られた当時の景色そのままで、イドリムを訪れる皆さんにも見せたかったんです。一人が所有して見るには惜しい景色だと思ったんです。
‘見えることが全てではなく、知っていることが全てではない。
常に謙虚さを持つべきだ
それぞれの強みを集めて、イドリムにふさわしい味を披露したかったのです。
「なぜ一人でメニューを開発せずにコラボしたのかと聞かれたら、答えは簡単です。
一人でやるよりも一緒にやる方がうまくできるからです!^^
世宗大王の生家跡という決して軽くないこの場所にふさわしいブランドであるべきだと思いました。一人より三人で一緒に持てば、軽くなるのではないでしょうか?^^
ブロットコーヒーとベイクのアイデンティティはスタイルではなく、その味そのものにあります。彼らならイドリムにうまく溶け込みながらも最高の味を見せてくれるという確信があり、一緒に仕事をしようと提案しました。」
イドリム
📍 ソウル特別市鐘路区紫霞門路43
📍毎日 10:00-20:00
通常、一人の代表が空間にこれだけ多くのエネルギーを注ぐと、メニューには相対的にその力を抜くことが多いですよね。キム代表も、自分が注げるエネルギーが限られていることをよく理解していました。そこで、自分のエネルギーを空間企画に全力で注げるように、自分に代わってメニューに力を注いでくれる他の人たちを探しました。
実際、イドリムを準備する3年間、キム代表は実に多くのカフェを回りながら、一緒に働く仲間を直接探し回ったそうです。最初は世宗大王の生家跡なので、韓食カフェとコラボしてみようかと思い、全国の韓食カフェをすべて訪れました。しかし、またしても偶然か必然か、映画『天文』に触れて考えを変えることになりました。映画で世宗大王は、他の官僚が反対していた人材だったチャン・ヨンシルを官僚として登用し、これまでの発想を転換して韓国初の自動水時計「自撃漏」を作り出します。この過程に感銘を受けたキム代表は、自分の発想も転換してみることにしました。韓国のもののようには見えない外国の文化を受け入れ、それを韓国のものとして発展させたブランドと協力することを決心したのです。
そうして出会ったのが、ブロットコーヒーとベイクの社長さんでした。
ホンデにあるブロットコーヒーは8年連続でブルーリボンに選ばれるほど、コーヒーの味に関しては誰にも負けない確かな実力者です。外国から直接生豆を輸入し、それを焙煎してコリアンスタイルのコーヒーを開発するなど、韓国人の味覚にぴったり合うコーヒーを作るために不断の努力をしているブランドです。
イルサンにあるパン屋ベイクは、ヴィーガンベーカリーの先駆者的なブランドです。ベイクの社長さんは外国で講演に招かれるほどヴィーガンベーカリーの分野で独自の実力を誇っており、ヴィーガンベーカリーの技術で特許まで持っているほどですから、その味と実力は確かに認められるべきものです。
「なぜ一人でメニューを開発せずにコラボしたのかと聞かれたら、答えは簡単です。
一人でやるよりも一緒にやる方がうまくできるからです!^^
世宗大王の生家跡という決して軽くないこの場所にふさわしいブランドであるべきだと思いました。一人より三人で一緒に持てば、軽くなるのではないでしょうか?^^
ブロットコーヒーとベイクのアイデンティティはスタイルではなく、その味そのものにあります。彼らならイドリムにうまく溶け込みながらも最高の味を見せてくれるという確信があり、一緒に仕事をしようと提案しました。」
キム代表の感が当たったのでしょうか?イドリムを初めて訪れる人々は独特な空間に興味を示すことが多いですが、すぐにここでしか味わえない上質なデザートに魅了されて常連になることも多いそうです。これらすべては、イドリムにぴったり合う特製の豆を開発して披露するなど、本来の実力を隠さずにイドリムに完全に同化したスタイルを見せている二つのブランドのおかげです。
イドリムを訪れる道すがら、ポップコーンの目に入ったフレーズがありました。見えるもの以上のものが存在するというメッセージでした。イドリムにまつわる話を聞く前には、このフレーズが何を意味しているのか完全には理解できませんでしたが、取材を終えて立ち去る頃にはその意味がぼんやりとわかるようになっていました。
イドリムがなければ、一生知らなかったかもしれない世宗大王の生家跡の場所と、ここから始まった人間イドの全ての物語。イドリムは絶え間なく問いかけを続け、これら全てが再び私たちの目に見えるようにしていました。
しかし、ポップコーンはこの問いかけが単に世宗の物語にとどまらないと思いました。問いかけはこのようにも広がります。
「今日ここを訪れたあなた、忙しい日常に追われて忘れてはいけないものを忘れていませんか?本当に大切なものをおろそかにしていませんか?」
日常の大切なものを忘れて生きているあなたに問いかけるカフェイドリム。今日の話は、イドリムがどのような空間として記憶されるべきかというポップコーンの質問に対するキム・ジホ代表の答えで締めくくりたいと思います。
日常の中の異質、見えなかったものが見える。
イドリムはこのように記憶されたいです。
イドリム
📍 ソウル特別市鐘路区紫霞門路43
📍毎日 10:00-20:00
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